頻尿・夜間頻尿(反応点治療研究会症例集)

頻尿、夜間の頻尿、尿漏れ、残尿や遺尿など、おしっこのトラブル:このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が頻尿や尿漏れなどをテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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「1時間、電車に乗るのが怖い」 頻尿と自律神経症状 

20代 女性

日頃からトイレの回数が多かったが、特に緊張感が高まるとトイレばかりいってしまう。足が冷えてつらい。動悸などの自律神経症状もあり、理由無く落ち込むことが多いという。

初診
自律神経と関係の深い耳の反応は左右ともに強いが、治療後にまずまず回復がみられたので安心する。一方下腹部の状態はあまり変化なく、特に膀胱の反応点が大きく広がっていた。まずは自律神経をととのえることを目的にセルフケアを指導した。
2回目
軽い風邪と排卵のタイミングが重なり、トイレに行く回数も頻繁で腰の痛みもある。足の冷えもつらそうである。治療後は全体に楽になったものの、初回より自律神経の反応点も回復をみせることはなかった。風邪の症状がノド、鼻、耳の耳鼻咽喉領域全般に及んでいたためと推察する。セルフケアは自律神経の反応点に下腹部の反応点も追加した。

5回目(5週間後)
耳の反応点は安定してきている。下腹部の反応はまだまだ強いもののその領域の広がりが小さくなり限局してきた。3回目以降は治療の最中もよく話をされるようになった。意味無く落ち込むことが少なくなって気持ちも安定しているという。以前は、頻尿のため長い時間電車に乗ることが恐怖であったが、この頃には1時間以上の電車に乗ることができて「快挙です」と喜んでいた。以降1~2週に一度治療を継続している。

治療のポイントと反応点の状況
もともとの腸や膀胱・尿道の働きの弱さに加え、不安感や緊張によって頻尿が助長されることから、自律神経の安定が不可欠であると考え耳の周りの反応点の改善をポイントとした。本人にもセルフケアを積極的に行ってもらうことで刺激を絶やさないよう注意した。

治療の経過と感じたこと(感想)

この患者さんの場合、主訴である頻尿と最も関連する膀胱の反応が大変強かった。本来、膀胱はかなりの尿量を溜められるものである。しかし、軽い炎症など、軽微な変化がある場合、尿意は過敏となりトイレの回数は増加する。また、頻尿は緊張感などの精神的ストレスによっても助長されることも分かっている。この意味で膀胱そのものの治療と並行して、自律神経の働きを整えることに注力すると、長時間電車に乗れるようになり、頻尿のみならず、精神的な落ち込みも緩和されたと考えられた。この例は全身をトータルに治療する鍼灸治療によって頻尿や精神的な不安など複雑な愁訴が改善された事例である。


反応点治療研究会
  図師義章

| 反応点治療研究会個人会員 | 22:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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