頻尿・夜間頻尿(反応点治療研究会症例集)

頻尿、夜間の頻尿、尿漏れ、残尿や遺尿など、おしっこのトラブル:このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が頻尿や尿漏れなどをテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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前立腺癌の手術後から頻尿が・・・

 内視鏡による前立腺を全摘出したと言う患者は、夜間に3回程度の頻尿で、毎日尿漏れがあると訴えていた。手術からすでに3年を経過しており、患者さんの表情からも、その苦痛がうかがわれた。
泌尿器の手術経験が無い頻尿は比較的簡単に改善するが、手術経験者は術後の回復の違いによって経過が異なることを説明して治療を開始した。左ソケイ部ヘルニアの既往歴もあり、反応点は下腹部全体の広範囲に広がっている。状況から尿道・膀胱周辺の慢性炎症かと推察された。その他に肝臓、肺、鼻などに顕著な反応点が見られた。

1回目の治療によって尿漏れの頻度の減少及び夜間尿の回数の減少が見られ、鍼灸治療での変化を認識してもらえた。週2回の治療をしていると、7回目の治療時に下腹部の反応点に変化が見られた。あぁ、よかった、これなら回復できるとほっとした思いを治療者も感じた。夜間尿は日むらがあるものの、1回で済む時も増えているようだ。そこで通院回数を減らす相談をし、家庭でのケアを指導して様子を見ることにした。

約1ヶ月の間は一進一退の状態が続いた。ある日、悲しそうな声で、久しぶりに尿漏れがあったと報告してくれた。ストレス過多の影響もあったのか、膀胱の反応以上に尿道の反応点が強くなっていた。尿道の痛み情報が膀胱を反射性に収縮させた可能性がある。セルフケアの量を増やすように指示し、週1回の治療を継続していた。
 その次の通院では、「先生、家で一生懸命ケアをしてからは、漏れなくなった」と嬉しそうに話してくれた。現在、週1回の通院を継続しながら、更に夜間尿の改善を目指している。

主要な反応点は、肝臓・膀胱・尿道・鼻があげられ、慢性の炎症性疾患を主眼に施術した。また、セルフケアも積極的に取り入れた。

本例は、膀胱過敏症の一つとして対応し、夜間尿に改善が見られた。突然再発した尿漏れもセルフケアを増やすことで回復した。頻尿の改善は、膀胱の慢性炎症が膀胱収縮を促したものと推察され、尿漏れは尿道などの痛み情報が反射性に加わり、強い膀胱収縮が起こったものと思われた。この例は頻尿など排尿のトラブルに下腹部反応点の管理が重要なことを示していると考えられた。

反応点治療研究会
西宮市 かわむら鍼灸院 河村みゆき

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