頻尿・夜間頻尿(反応点治療研究会症例集)

頻尿、夜間の頻尿、尿漏れ、残尿や遺尿など、おしっこのトラブル:このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が頻尿や尿漏れなどをテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

こどもの夜尿症


症例 9歳 男子

初回
ほぼ毎日、夜尿がある。夜はぐっすり寝ており、夜尿があっても朝まで起きない。昼間の失禁はないが頻尿である。慢性鼻炎の既往がある。
反応点は膀胱から鼡径部にかけて顕著に認められる。これら下腹部反応点の回復を目的にローラー治療をおこなった。

一ヶ月目
下腹部反応点は少し良化した程度で、いぜん顕著に認められ、ローラー治療に時間がかかる。夜尿の回数は変化せず、ほぼ毎日夜尿がある。

三ヶ月目
反応点は縮小、改善されてきたがまだ十分とは言えない。しかし夜尿回数は月に約20日となり、前進しているのが感じられる。

四、五ヶ月目
治療も四ヶ月目に入ったある日、下腹部に触れると反応点に回復の手ごたえを感じられた。また同時に他臓器の反応点も一段上がったように良化していた。
この日を境に反応点を回復させる時間も格段に早くなり、日を追うごとに反応点は改善されていった。夜尿回数は月に約7日と減った。現在も完治を目指して治療を継続している。

治療のポイントと反応点の状況
反応点は全身のあらゆる部分に現われていたが、膀胱を中心に下腹部反応点の回復を徹底しておこなった。

考察
今回は膀胱反応点を中心に治療したことから、おそらく膀胱内膜の炎症などが夜尿に関わったものと思われる。皮膚が赤くなると感覚過敏になるが、膀胱粘膜においても炎症などによって尿量を感知するセンサーが敏感になると考えられる。その結果小さな刺激であっても不用意な膀胱収縮が起こりやすく、夜尿に至ったと思われた。
排尿に関するトラブルは頻尿、失禁であり、小児疾患の夜尿症もこれら疾患と同様の考え方で良いのではないかと思われた症例であった。
小児疾患というイメージに捉われず、正しい身体のしくみに従う治療が良い結果を導いてくれると感じた。

反応点治療研究会
会員 矢野貴之
スポンサーサイト

| 反応点治療研究会個人会員 | 14:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

膀胱・腎臓のケアで右足のしびれが消失した症例

症例 男性 30代

右足のしびれは約10年前からで、原因は分からない。病院での画像検査で異常なしと診断され、そのまま治療せずに現在に至る。治らないものと諦めている。
常に右足外側にしびれを感じ、痛みやかゆみ等の感覚が鈍い。

主な反応点:心臓、肝臓、右腎臓、膀胱、臀部・右下肢外側の諸筋

初診 
右足のしびれは下腹部内臓からの反射性の影響と考え、上記反応点を中心に治療を行った。
2回目 
前回治療後、右足のしびれは変化が無い。
治療前後に必ずトイレに行くことが気になり、膀胱・腎臓のケアを徹底した。
翌日にしびれが改善したと連絡があった。
3回目 
前回治療後に右足のしびれの改善がみられた。
しびれの消失は3日程で、元の状態に戻り現在に至る。
4回目 
前回治療後に右足のしびれが消失し、現在は意識しなければ感じない。
治療前後にトイレに行くことがなくなった。

《考察》
一般的にしびれは神経の圧迫等が原因で起こり、治癒することは難しいと言われているが、しびれを感じ取る神経機構は知られていない。本症例においても神経に異常は見つかっていない。すなわち、しびれと神経障害との関連は不明であると考えられ、しびれを感じている部分にこそ着目すべきことが示唆される。
 今回の治療では筋肉を反射的に緊張させている原因と思われる内臓(膀胱、腎臓)への治療が進むにつれ右足のしびれは消失したが、筋肉が緊張し、強く牽引されると皮膚の間に「ゆがみ」が生じる。この「ゆがみ」からくる違和感をしびれと感じていることが推測される。しびれが起きている局部は比較的表面であることから、神経ではなく皮膚に着目する妥当性を示している。
現代医学では原因不明、治療不可能な症例は少なくない、そんな疾病に反応点治療を用いる価値を再認識した。
                       
反応点治療研究会 会員
廣瀬綾香

| 反応点治療研究会個人会員 | 21:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「1時間、電車に乗るのが怖い」 頻尿と自律神経症状 

20代 女性

日頃からトイレの回数が多かったが、特に緊張感が高まるとトイレばかりいってしまう。足が冷えてつらい。動悸などの自律神経症状もあり、理由無く落ち込むことが多いという。

初診
自律神経と関係の深い耳の反応は左右ともに強いが、治療後にまずまず回復がみられたので安心する。一方下腹部の状態はあまり変化なく、特に膀胱の反応点が大きく広がっていた。まずは自律神経をととのえることを目的にセルフケアを指導した。
2回目
軽い風邪と排卵のタイミングが重なり、トイレに行く回数も頻繁で腰の痛みもある。足の冷えもつらそうである。治療後は全体に楽になったものの、初回より自律神経の反応点も回復をみせることはなかった。風邪の症状がノド、鼻、耳の耳鼻咽喉領域全般に及んでいたためと推察する。セルフケアは自律神経の反応点に下腹部の反応点も追加した。

5回目(5週間後)
耳の反応点は安定してきている。下腹部の反応はまだまだ強いもののその領域の広がりが小さくなり限局してきた。3回目以降は治療の最中もよく話をされるようになった。意味無く落ち込むことが少なくなって気持ちも安定しているという。以前は、頻尿のため長い時間電車に乗ることが恐怖であったが、この頃には1時間以上の電車に乗ることができて「快挙です」と喜んでいた。以降1~2週に一度治療を継続している。

治療のポイントと反応点の状況
もともとの腸や膀胱・尿道の働きの弱さに加え、不安感や緊張によって頻尿が助長されることから、自律神経の安定が不可欠であると考え耳の周りの反応点の改善をポイントとした。本人にもセルフケアを積極的に行ってもらうことで刺激を絶やさないよう注意した。

治療の経過と感じたこと(感想)

この患者さんの場合、主訴である頻尿と最も関連する膀胱の反応が大変強かった。本来、膀胱はかなりの尿量を溜められるものである。しかし、軽い炎症など、軽微な変化がある場合、尿意は過敏となりトイレの回数は増加する。また、頻尿は緊張感などの精神的ストレスによっても助長されることも分かっている。この意味で膀胱そのものの治療と並行して、自律神経の働きを整えることに注力すると、長時間電車に乗れるようになり、頻尿のみならず、精神的な落ち込みも緩和されたと考えられた。この例は全身をトータルに治療する鍼灸治療によって頻尿や精神的な不安など複雑な愁訴が改善された事例である。


反応点治療研究会
  図師義章

| 反応点治療研究会個人会員 | 22:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

腰痛の裏にあるものは?

症例 60代、女性

【初回】  
腰痛が主訴で来院した患者さんは膀胱の反応が顕著である。膀胱など下腹部の不調が腰痛の原因となる場合が多いことを告げると、夜間3~4回トイレに行くため、よく眠れないとの訴えがあった。
初回ではあるが膀胱の反応がなかなか改善しないので、自宅でのセルフケアを提案し、週2回通ってもらうことにした。
       
【3回目】
2回目の治療後、夜間トイレの回数は2回に減った。腰痛は落ち着いている様子だ。
表情は明るい。週2回の治療とセルフケアの継続を再確認した。

【最終】
約1ヶ月経過。夜間のトイレは1~2回。よく眠れるようになったと喜んでいる。
治療していくと、膀胱反応点の改善時間がずいぶん早くなった。治療をすると体調も良いので、今後も予防の意味も込めて定期的に治療をお願いしますとの言葉があった。
セルフケアは欠かさないように改めて提案した。

【治療のポイントと反応点の状況】
膀胱の反応点を徹底的に治療した。反応点の範囲は広く、なかなか改善しなかった。
腰痛に関しては、膀胱からの反射により緊張したお尻の筋肉を中心に施術した。

【治療の経過と感想】
膀胱反応点の改善とトイレの回数減少が同時にみられた。お灸による施術と熱心なセルフケアが役立ったと思われる。同時に腰の痛みもなく、状態は安定したことから、膀胱など下腹部の不調が、腰や足の症状を引き起こす原因であると考えられる。

反応点治療研究会   海老池直嗣

| 反応点治療研究会個人会員 | 12:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |