頻尿・夜間頻尿(反応点治療研究会症例集)

頻尿、夜間の頻尿、尿漏れ、残尿や遺尿など、おしっこのトラブル:このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会が頻尿や尿漏れなどをテーマに東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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ぎっくり腰患者の頻尿



症例 42歳 女性
主訴 腰痛

初回
床に置いていた荷物を取ろうとした瞬間、腰に痛みが走った。痛みは特に右側が強く、腰を真直ぐに伸ばすことができない状態が一夜明けても治まらず、来院に至る。
腹部触診では、膀胱に強い反応があったため、膀胱炎の既往を尋ねたところ、「2か月ほど前からトイレが近い」とのこと。泌尿器科を受診したものの、膀胱炎とは診断されなかった。ただ、頻尿であること、膀胱の反応が強く出ていることから、膀胱に慢性的な炎症があると予想ができ。そのため、初回治療は、膀胱反応点(下腹部)と、腰部、臀部を中心に行った。特に、膀胱反応点には、刺鍼の他、灸50壮を行った。痛みが強かったわりに、膀胱反応点は予想以上の回復が見られた。

2回目(初回の次の日)
患者さんは「痛みは昨日の半分まで軽減。ただ、動きだしの時に腰が痛み、夜中も寝返り時の痛みで何度か目が覚めた」とのこと。目が覚める度、念のためトイレに行くようにしていたそうで、夜間頻尿の改善具合は不明。日中は頻尿傾向で膀胱反応点は完全に消失はしておらず、この日も下腹部・腰部・臀部を中心に治療を行った。

3回目(初回から4日後)
前回治療から、頻尿改善が見られ、腰痛も軽減していた。息子のマラソン大会の応援で、立ちっぱなしの時間が長く、腰部に負担がかかったためか、一時腰痛が悪化したそうである。ただ、日常生活を送っている間に痛みは軽減し動き出しの痛みも軽減しているが、靴下を履くときに痛みが出るとのこと。膀胱の反応は、範囲もかなり小さくなっており、この日は2回目と同じ治療を行った。

4回目(初回から7日後)
痛みは完全に消失。日常生活にも支障はないが、膀胱反応点は完全消失していなかったが、刺鍼のみで膀胱反応はほぼ消失、灸は5壮のみ行った。自覚症状もなくなり、患者自身も仕事に本格復帰したため、治療はこの日をもって終了とした。

今回の治療を通じて感じたこと
ギックリ腰のようになぜ筋の緊張が増した状態が起こるのか?その理由に、膀胱粘膜の炎症が挙げられる。膀胱粘膜の炎症の情報は、自律神経求心路を伝わり、脊髄へと入り、運動神経に乗り換え(興奮)、腰部筋の緊張を高めると考えられる。その証拠に、今回は患者本人が「膀胱炎ではないか?」と疑うほど、頻尿が顕著であった。それと合致するように、膀胱反応も強く現れていた。そして、膀胱反応点の消失と共に、腰痛も軽減していった。
腰痛における下腹部治療の重要性を再認識できた症例であった。


反応点治療研究会
姫路市 かずひら鍼灸院 吉田和平

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| かずひら鍼灸院 吉田和平 | 14:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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